琴曲『広陵散』

 広陵散、広陵休止と呼ばれるこの曲は、後漢末に現在の安徽省で実際に流行った曲であると言われる。琴、筝、笙、筑などの楽器で演奏される、広陵地区(安徽省寿県)の民間音楽であったそうである。楽譜は「神奇秘譜」という楽譜集に収録されたのが最も早いといわれる。
 琴の曲としては、大型の曲に分類され、演奏時間20数分、開指(一段)、小序(三段)、大序(五段)、正声(十八段)、乱声(十段)、后序(八段)の合計45段から構成される。
 大型の琴曲というのは、基準としては七分以上、二十分程度で、九段以上、四十段程度までの段で構成される曲を言う。「広陵散」の他には「漁樵問答」、「秋塞吟」などがある。
 「平沙落雁」などは中型に分類される。
 また、広陵散よりも少し遅い「胡笳十八拍」(蔡エン)は琴独奏ではなく、琴歌という分類に入る。

『広陵散』、『胡笳十八拍』の試聴・下裁(ダウンロード)は、こちらで可能です。
 ただこのサイトは中国の伝統音楽の総合サイト『華音』(笛子課的老師推奨サイト)といって、簡体中国語がないと文字化けします。
 ご利用の際には、ヤフーなどで簡体中国語フォントをダウンロードするなどしてからご覧ください。

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